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子ども郵便ポスト
長男が3歳になった頃のこと。
ある日、郵便局のポストにハガキを投函しに行きました。この時ふと、長男にやらせてみようかな♪と思い、「入れてくれる?」とお願いしたら、長男は喜んでお手伝いしてくれました。
ただポストの穴に手紙を入れるだけのことだけど、彼にとってはスゴク嬉し楽しい体験だったようです。
それはそれで私の中では終わっていた事だったのですが…
翌日、家に届いた郵便物を見た長男はまた「ポストいれる!」
じゃあ作ろう!
「これはポストに入れないんだよ~。ママに来たお手紙だからね~」
→「いれるぅー!!」
そのうえ宅配ピザのチラシまで持ってきて「ポストいれる!」
いやいや、そんなことしたら郵便屋さんに怒られちゃう(汗)
…ということで、子ども専用ポストを作ることにしました。
思いついたら即!行動!
さっそく長男を連れてホームセンターへGo! 赤色の大きめ画用紙を買い、空のダンボール箱を貰ってきました。そして出来上がったのがコレ。
当時3歳の長男にとってはケッコウ大きめのポストですが、あまり小さいと面白くないだろうと思い、このサイズにしました。できるだけ本物のポストを思わせるようなものを作ってあげたかったのです。
ホームセンターの「ご自由にお使いください」の棚にあった空箱をそのまま使っています。たしか缶ジュースか何か、重量のある商品のダンボールだったような…。だからけっこう丈夫です。
ハガキや長3封筒がスッポリ入れられる幅の投函口を作り、要らないDMハガキや空の封筒、チラシなどを自由に入れられるようにしました。
モチロン、ただ入れるだけでなく、ちゃんと下から出せるようになっています。
もう何百回繰り返したかわからないほど何度も何度も、イロイロな物を入れては出し、入れては出し…
いつもなら見もせずに捨ててしまうようなチラシや封筒、自分で書いた絵なども入れて、本当によく遊んでくれました。
母、作った甲斐がありました。
弟へ引き継がれたポスト
そうやって飽きることなく使い続けて2年後のポスト。
赤い紙は色あせ、所々ボロがきていますが…
どうですか?幼い子が2年間も遊びまくった紙製オモチャとは思えない状態でしょう?
少しでも壊れたり破れたりしたら、スグに直しました。そのとき必ず長男と一緒に直すようにしました。そうすることで「物を大切にする」ことを教え込んだのです。その甲斐あって、長男はこのポストをとても大切にしてくれました。
そして、このポストは4歳違いの次男も愛用しました。
長男は幼い子供にしては不思議なくらいに物を丁重に扱い、乱暴な使い方はしないタイプでしたが、これ以後は更に何でも綺麗に大切に使うので、所謂、非常に「物持ちが良い」です。
そのため、普通ならばとてもお下がりにできないような物も、我が家では新品とあまり変わらない状態で次男に引き継ぐことができます。そして、そんなお兄ちゃんを見ながら 同じように育てられてきた次男も然り。
私たち親は、子供に物を「与える」という行為だけで完結してはいけません。与えた後の関わり方まで責任を持つ。その意志と実行力が大切です。