モウコハン。

   

事故の状況

まだ夜も明けぬ冬の早朝、車で出勤途中の夫が人身事故を起こしてしまいました。交通量の多い表通りから一方通行の細い横道へ右折するため、対向車がいなくなるのを待って一時停止。 もちろん曲がっていく先の一方通行入口も同時に確認しつつ右折したところ、どこからともなく急に現れた自転車の前輪と接触したのです。

自転車に乗っていたのは60歳位の男性でした。夫が右折する直前に確認したときには自転車は全く見えなかった(いなかったと思う)そうですが、 衝突した際の位置・向いていた方向を考えると、自転車の男性は一方通行出口から逆走して出てきたうえに、信号もなくカーブになっている大通りを横断しようとしていたんじゃないかと想像できます。 (相手が証言しない限り証拠もないので認められませんが…)

ほんの数十メートル先には信号機つきの大きな交差点があるのにわざわざそんな危険なカーブを渡ろうとしていたことに憤りを感じるけど、相手が飛び出してきたのか停止していたのかもわからないし、 夜明け前の早朝で目撃者もおらず、監視カメラ映像などの証拠もなく、なんたって車と自転車の事故なので、過失割合は100対0になるだろうということだけは容易に想像できました。

「軽傷」か「重傷」か、相手の怪我の状態は?

接触したのは自転車の前輪部分で、車は走り出した直後でスピードも出ていなかったため衝撃は小さかったものの、男性は自転車ごと転倒してしまいました。

夫はすぐに車を停め、男性に声を掛けて安全な場所に移動し救護。救急車を呼び、警察に連絡し…と、当然のことを当然にやり、救急車を待つ間に会社へ連絡し、会社所有の車であるため会社経由で保険会社へも連絡。そのあとやってきた救急車が男性を搬送できる病院を探しているうちに警察の現場検証もあり、 そのときは「軽傷」との判断がされていたようです。

その後ようやく搬送先が決まり、夫はそのまま病院へ付き添って行き、待合室で待機していました。 男性は車イスであちこちの検査室を行ったり来たりだったので、夫は男性とマトモに話すことができずに、ひたすら待つことになりました。そして、移動中の男性にようやく一声掛けられたものの、 男性は「息子が来るから。あとは息子と話してくれ!」とだけ言ってまた次の検査室へ入ってしまいました。

しばらくしてやって来た息子さんはまだ学生かと思われるくらいの若者で、特に慌てるでもなく、困った様子でもなく、怒るでもなく、不思議なほど淡々とした様子で夫と連絡先の交換をし、「あとで連絡します」というような対応でした。 (この後、結局最後の最後まで、この息子さん以外のご家族は一切登場しませんでした。不思議…)

夫はとりあえず息子さんにも謝罪し、後ほど改めてお見舞いに伺う旨を伝え、どうしても行かなければならない仕事先へ向かいました。

詳しい検査の結果、男性は腰骨を圧迫骨折しているとのことでした。どうやら身体が車に直接当たったのではなくて、転倒した際、自転車のサドルで圧迫されてしまったようです。

夫は改めて謝罪に行くため急いで仕事を片付けようとしたものの、その時点で半日ロスしていたために、結局その日は再び病院を訪れることができませんでした。


交通人身事故を起こしたら
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