モウコハン。

   

くも膜下出血 - ICUの不思議

ICUには面会するときの決まり事がイロイロある。病院によって違いはあるが、たとえば
・家族以外の面会禁止
・1回につき5分まで
・1日につき2人まで
・15歳未満は入室禁止
・面会時間は午後2時~4時の2時間限定
・面会簿に日時・氏名・患者との関係などを記入し、インターホンを押して許可を得て、呼ばれてから入室する。
・入室の際は更衣室で手を洗浄・消毒し、靴を履き替え、帽子・マスク・白衣を着用する。
etc…

それだけ衛生面に注意しなければならない場所なんだ、ちゃんと守らなきゃ!という気になる。ところが…実際には杜撰そのものだった(その病院は)。

面会者の確認なし

※あくまでも、その当時の、その病院で見た光景

まず、本当に家族かどうかなんて確認しない。近所の人でも友達でも入れてしまう。重篤患者本人に「○○さんが来ました」と知らされるわけではないので、まったく知らない人が面会に入ってきてしまってもおかしくない状態だった。衛生面だけでなく、防犯の面でも非常に怖い。面会簿もイチイチ確認するわけではないので、実際には書かなくても入れてしまう。

「1回5分」とはいっても時間を測っているわけではないし、スタッフもイチイチ見ていない。「1日2人まで」といいながらノーチェック。実際、母の兄弟などか面会したとき、代わる代わる5人も面会したのに何も指摘されなかった。

もっと驚いたのが、その中で働くスタッフたち!
事務系のネエチャンは厚化粧で髪を振り乱し、普通の事務所のように出入りしている。患者たちのベッドが並ぶ10メートルほど先にはごく普通の事務スペースがあって、ドアやガラスどころか小さな仕切りもない。こんなの、この病院だけだろうか?まるで事務所の中に重篤な患者たちが寝かせられているようだった。

面会者には帽子にマスクに白衣に消毒…と規則を設けているのに(カタチだけ)、そこで働くスタッフたちは平気で外から雑菌をイッパイ持ち込んでいるように見えた。事務スペースも特に片付いているわけでもなく、ファイルや書類が雑然と置かれていて、衛生面に気を使っているという雰囲気は微塵も感じられなかった。…この病院だけだと思いたい。

仮にも某有名大学附属病院。いくら地方の分院とはいえ、大学の名を背負ってこの状態はマズイだろう。
(昔のことです。今は改善されている…と信じたい)

ICUの音

ピピピピッ!ピピピピッ!ピピピピッ! ピーーーーー…
こんな音が繰り返し鳴っている。

素人のイメージ的には、いかにも危篤患者の心臓がたった今止まってしまったかのような、イヤ~な音。スタッフにとってはそうじゃなくても、たまたま面会で入った私たち一般人の耳には、とてつもない”緊急事態”を知らせているような音に聞こえてしまう。あれはいったい何のための音なのか??



亡くなった方を運ぶ光景

私たちが廊下で待っているとき、亡くなった方が運ばれていくところを見た。

そこは手術の終了や面会時間を待つ場所でもあり、多くの人々が行き交う。さまざまな事情で待っている人々や亡くなった患者さんやそのご家族の気持ちを考えたら、違う出口を作って運んであげてもいいんじゃないのかと思った。

しかも、入院患者の食事や清掃職員たちが通るのと同じ出入り口を利用している。
病院にとって患者の死は日常茶飯事なんだろうけど、患者や家族のことにもう少し配慮した対応をしてほしいと思った。もちろん病院によって違うのだろうけど。


親が病気になったとき
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