モウコハン。

   

辛いだけの不妊治療

1年半前に第1子の長男を出産してから数ヶ月間は、不規則ながらも生理が来ていた。ところがその後、急に体調不良になり原因不明の頭痛・めまい・吐き気が続いた。

その頃から生理が来なくなったので

もしかしたら妊娠!?
それとも何かの病気!?

その両方を疑って産婦人科へ…。

病気を疑う

妊娠検査薬では陰性と判定が出ていたので、何かの病気ではないかという不安の方が強かった。でも診察の結果、特に異常は見当たらない。子宮ガン検診も受けたが異常なし。とりあえず基礎体温をつけながら漢方薬を飲んで様子をみよう…ということになった。

基礎体温をつけてみたら、排卵していないことがわかった。これじゃぁ生理だって来るわけがない。これが頭痛やめまいの原因かもしれない。

薬で一度だけ強制的に生理を起こしてみよう!という医師の提案で服薬。数ヶ月ぶりの生理が来た。それをキッカケにして、もしかしたらまた自力で生理が来るようになるかもしれない。

…でも、やっぱりその後も自力で排卵することができなかった。


始まっていた治療

最初はこんなふうに、ただ体調不良の原因と考えられる無排卵の状態を通常に戻す目的で通院していたのが、私が何気なく言った

「そろそろ2人目が欲しいんですけど…」

のひと言を機に、いつの間にか不妊治療へと進んでいってしまっていた。

「不妊治療」を受けるという意識はほとんど無かった。ただ、ごく普通の体調と生理周期に戻りたいだけだった。

でも、排卵できなければ妊娠もできない。自力で排卵できないのなら、薬で排卵させるのを機に妊娠もできたら…。


  
効かない排卵誘発剤

排卵誘発剤を5日間飲むと排卵するはずなのに、私の場合はそれを2回3回と繰り返さなければ排卵できなくなっていた。

数ヶ月間、排卵誘発剤の副作用に耐えた。でも結局、妊娠どころか自力で排卵することさえも出来ないまま。卵管造影検査でも異常なしと診断された。この検査をしたことによって通路が広がる効果もあるらしく、医師からは「これで妊娠しやすくなったはず」と言われたが、結局は無意味だった。

あと何日くらいで排卵するかを予測するため卵胞の大きさを確認する。そのために当時1歳半の長男を連れて通院する日々。

「あと少しだね」
「あと2,3日だね」
「明日くらいだね」

…そんな言葉を何度聞いたかわからない。

注射と排卵確認のため、ほぼ毎日通院して内診してもらわなければならなかった。この頻繁な通院に、体力も精神も疲弊した。

病院は家から歩いて15分ほどの近所にある。通院し始めた頃はまだ長男がヨチヨチ歩きだったし、自転車デビューもしていなかったので、晴れていればバギーに乗せてテクテク歩いた。雨の日は10kgを超える長男を抱っこヒモで抱え、オムツやジュースなどの荷物を持って傘をさして、長男が濡れないように気を遣いながら、自分だけビショ濡れになって歩いた。

普通に歩けば15分の道のりが、この状態では倍の30分もかかった。病院へ辿り着くだけでもうヘトヘトだった。

さらに病院では最低でも1時間半、平均して3時間、長ければ4時間もの長すぎる待ち時間。

その間ゆっくり座っていられるものならまだマシだが、個人産婦人科の狭い待合室は常に満席。通路も狭くて気を遣う。グズる我が子を宥めながら待つのは相当キツイ。大泣きでもされたらずーーっと立ったまま抱っこ。

そして帰りもまた、残った体力を搾り出すようにして雨の中を歩いて帰った。家に入ったとたんに倒れ込むような状態だった。



やがて限界を迎える

いくら治療のためとはいえ、こんなことが何度も続けられるわけがない。

ようやく自転車に長男を乗せられるようになった頃には、精神的にも体力的にも限界が来ていた。

なんといっても薬の副作用。そして生理が来るたびに「またダメだったか…」というショック。お金も相当使った。

そんなことを何ヶ月も繰り返しているうちに、身も心もボロボロになってきた。このままでは不妊治療で病気になってしまう…

稽留流産(子宮内胎児死亡)の記録
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