モウコハン。

   

どんなに勉強したくて努力しても尽く許されなかった過去、長いブランク。それでも私は学びたい。

あまりに個人的すぎるため詳しくは書けませんが、後から思えば、私が科学と出会い、猛烈な勢いで独学するほど惹かれ、そのうえ放送大学へ入学したこの時期というのは、人生最大の転換期でした。

それまでの人生をまるごとひっくり返す…その序章の時期でした。

それは後から思えば人生最大の転機だった…

放送大学は有名ですし、十数年前から気になってはいたのです。でも、子供がいて、何をしたくても頼れる人もなく、それどころか私には重荷でしかない母がいます。まず経済的に余裕がありません。私の努力を尽く無にし、病気をしても年老いてもトラブルメーカーな母という重荷を背負い、自分の夢はもう追えないものと、半ば諦めていました。

「親のせいにするな」とか「環境のせいにするな」などと言う人がいますが、本当はできることを親や環境の”せい”にしている人と、そんな次元の話じゃない人を同一視してはいけません。そんな安易な批判は本当の壮絶な苦労を知らないから言えるのです。そんなに簡単なことではありません。単にこれまで運がよかった、恵まれてきたから、未知の世界に想像が及ばないだけです。何事もそうですが、経験者にしかわからない世界なのです。

詳しくは別コンテンツ親が病気になったとき

でも、このときはもう、そんなイロイロな事情をかなぐり捨てて、強烈な直感が私を突き動かしました。

今だ!今やらなきゃ!今始めなきゃ!!

という直感がビビビッ!と来たわけです。迷いはありませんでした。

人生の転機というのは、外からやってくる受動的な変化もありますが、自分で決めて動く、能動的な転機というのがあるんですね。まるで何者かに操られているかのように、動かずにはいられないときっていうのが。。



無駄にしたくない!今度こそ思いっきり学んで成果を掴みたい!

高校時代は毎日家事をこなして疲れ果てながら塾も行かせてもらえない状態で頑張って大学現役合格したのに親の身勝手で辞退させられ、仕方なく奨学金と掛け持ちバイトで専門学校へ入り皆勤で常にトップの成績で努力していたら学校がまさかの経営破綻。別の学校法人に買収され一応存続したその学校を首席で卒業するも国家試験に合格できない(講師ちたが大量リストラ&先手を打って逃げるように転職していったため試験範囲の講義が終わらないまま放置された)という、訴えていいレベルの憂き目に遭いました。

・・・実話です。

同級生でその国家資格に合格したのは一人だけ。しかもその人は私と同じく首席で卒業し、そのまま別の資格予備校に入り、実家暮らしで至れり尽くせり、バイトも一切しなくていいという非常に恵まれた環境で勉強に専念して3年後にようやく合格したのでした。共に2年間学んだ仲間として彼の合格の知らせは私も大変嬉しく、責任を全うしなかった学校へのやり場のない憤りに私たちは悶々としていたわけですが、彼が代表して報いてくれたような気がしました。

一方の私は、ダブルの奨学金返済と一人暮らしの生活費を得るためフルで働きながら独学…敵うはずがありません。。

これでも「環境のせいにするな」と言えますか?鬼でしょ(笑)

掛け持ちでバイトしながら最低限の教材で勉強し、努力は死ぬほどしましたから、「これはもう私のせいじゃないもん!」って開き直るしかありませんでした。学校が経営破綻するなんて不可抗力の最たるものです。誰がそんなこと予測できるのか…。

確かに、法律には詳しくなりましたよ。すっごい勉強しましたからね。でも、肝心の資格が取れなかったんです。残ったのは「専門士」の称号と、奨学金という名の借金でした。

・・・と、そんなこんなで勉強大好き人間の必死の努力は尽く報われず、いつも何らかの不可抗力によって閉ざされるという過去でした。

最後の最後は「自分の能力不足、努力不足!」ということで諦めました。

ですから、今度こそ!今度こそはやり遂げたい!!という思いは誰にも負けないほど強いのです。

こんな境遇にもきっと意味がある!少なくとも、その時その時、精一杯やってきたので、私に後悔はありません。

起こることの意味って、そのときは単なる不幸・不運でしかなくても、ずっと後になって「ああ、あれはそういうことだったのか…」って妙に腑に落ちることがありますよね。そうなれるかどうかは、その後の自分の生き方次第だとも思うのです。

やってきたことは決して無駄じゃないと思っています。それに、そんな障害だらけだったからこそ、生来の性格を刺激し、今のやる気が生まれたのです。

人間の履歴を知るには、履歴書を見るのが一番早い。
しかし履歴書にあらわれているのは、決してその人の本当の履歴ではない。

中谷宇吉郎『私の履歴書』より

過去は変えられない。それでも私は学びたい。

だから学び続けます。いつか、「すべての出来事が この道へ続いていた」と思える日まで。。

放送大学・大学院で学ぶ!生涯学習奮闘記
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