モウコハン。

   

2度目の帝王切開体験記

朝5時から起きてその日と翌日の晩ご飯を作り、掃除洗濯を済ませたらもうお昼。ずーっと動きっぱなし。さすがにヘトヘトになってお腹も張りっぱなし。


午後1時に入院するようにと看護婦から指示されていた通り、荷物をもって1時に病院へ行きました。休診日だから患者の姿がないのは当然だけど…
受付にも、その奥の事務室にも、誰もいない。電気もついてない。仕方なく上階のナースステーションへ行ってみると、受付のネエチャンが口紅塗ってる姿。

やっぱりこの病院ダメだ

コチラに気づいて一瞬ハッとした様子だったものの、出てくるわけでもなく、声を掛けてくるわけでもなく…。その奥にいた看護師が気づいて出てきました。

「何か?」

(…何か?じゃねーよ!入院しに来たんだよ!!)

私「今日帝王切開で入院する○○です」
看「あっ、はい…」
私「1時に来るように言われたんですけど…」
看「えっ!?あっ、そっ、そうですか…ちょっと待ってください」

他の看護師と相談している。どうやら私が1時に来ることを想定していなかったヨモウ…。スタッフ同士の連絡が行き渡っていないのは、この病院としては平常運転である。

その後コチラへ出てきて

看「2時か3時でいいみたいですけど…」
私「1時に来るように言われたので来ました!」

看護師はまた中に入って相談した後、(しょーがねぇな!いま休憩してんだけどー!)とでも言いだけな顔で病室へ案内してくれました。
着替えて待ってろというので早々に着替えて待っていたものの…
誰も来ない…ぜんぜん来ない。



放置されるワタシ

存在さえ忘れられてしまったかと思うほどの放置プレーで3時間ほど待ったでしょうか…。

いいかげん待ちくたびれし、なんか熱っぽいし、お腹はずっと張りっぱなしだし!! 仕方なくナースコールしたら、ようやく看護師が血圧と体温を測りにやって来ました。

微熱よりチョット高いくらいの熱が出ていました。お腹が強く張っていることを訴えたら器械を持ってきて測定。もしや、これが分娩監視装置ってヤツ??(無知)

 分娩監視装置

30分~1時間くらい測ったと思います。グラフがどんどん出てきました。これを見ると、一定の間隔でお腹が張っていることがわかります。

まさかの陣痛!?

しばらくして再び病室に入ってきた看護師がコレを見て…

「あれ?もしかして……… あ~、これはっ!!!陣痛が来てますねぇ~!お産始まっちゃったカナ~?どうしよう…(汗)

どうしよう…ってアンタ!!看護師が患者の前で動揺してどうすんダヨ!プロなら迅速かつ的確な判断をしろよっ!(怒)

そう、既に陣痛が来ていたのです。お腹の張りが午前中からずっと続いていて、その間隔が徐々に短くなってきたのも事実。そしてこのとき既に4分間隔にまで縮まっていました。でも看護婦から「陣痛」という言葉を聞くまで、私自身が陣痛をまったく意識していなかった!なんたって陣痛の経験はありませんから、ただお腹が張っているだけだと思っていたのです。

…いやいや、私が抱いていた陣痛のイメージは、もっともっと激烈な痛みでマトモに喋れないほどだと思っていたのです。だから、これはただ単に動き過ぎてお腹が強く張ってるだけだと思っていました。

後々振り返ってみて気づいたのですが、予定帝王切開の場合、手術日が決定した瞬間から「私には陣痛なんて来るわけがない」という根拠のない思い込みが心のどこかに根付いてしまうのかもしれません。

陣痛が来ていることに気づいた看護師は慌てて点滴を用意し、かなり早めのスピードで滴下開始。それから少し経って、悌毛するというので、点滴しながら手術室へ。

この日は私の他にもう一人 帝王切開をする妊婦さんがいて、私は2番目だと言われていました。悌毛するため手術室へ行き、終わったらまた病室に戻ると説明されていたので、付添ってきた家族にも「ちょっと行ってくる。すぐ戻るから」とだけ言い残し、手術室へ。

ところが、手術室のドアの前まで行ったところで看護師が「ポポロンさん、1番になったんですよね♪」

…ええええ~!?聞いてないッスよ!

看「陣痛来てるから順番が入れ替わったみたいです♪」

…ってことは?このまま家族に見送られることもなく手術ですかい?ずいぶん簡単に言ってくれるよな…わたしゃ2回目だし、こんな性格だからヘッチャラだけど、初めて帝王切開するデリケートな人だったら心の準備もできなくて可哀相だよぉー。



おしるし!!

早々に悌毛を済ませたら全裸にされ、あとは先生が来るだけという状態に。点滴もまだまだタップリ残っているというのに…ホントにこのまま手術しちゃうの!?

手術台で全裸のまま仰向けに寝かせられている私の周りにはどんどん看護師が集まって来て、着々と準備を始めています。

(っていうかその前に、何の予告も説明もないまま、どこかの看護学生らしき女子が数人、壁沿いに並んでコチラをじっと見ています…。なぜだ…。)

準備が整うまで、間隔がどんどん短く強くなってくる陣痛にひたすら耐えるしかありません。それよりも、この仰向けの体勢がキツイ!思わず「ううううぅ~~~っ」と声が出てしまうくらい痛くてたまらなくなっていました。

すると、私の股を拭き取っていた看護師がいきなり、「あっ!!!これはっ…!おしるし!」

ようやく手術開始

それから間もなく、手術室に入ってきた助産師が私に優しく話し掛けてくれました。この助産師は大ベテランで、とても信頼できるお方!

助「逆子?」
私「いえ、前回が帝王切開なんです。それに臍の緒が首に絡まってるみたいで…」
助「あ、そうなの。緊張してる?」
私「いえ、そんなことないです。」
助「そう。それじゃ大丈夫ネ」
私「はい。でも、さっきおしるし出ちゃって…陣痛も来てるみたいです」
助「じゃ、ちょっと見てみるネ」

助産師は私の子宮口にズボッ!と手を入れて「3cm」

そして私に「子宮口が開いてきてるけど、まだまだ赤ちゃんが出てくる大きさじゃないからね。陣痛もまだ弱いから、赤ちゃんを押し出すほどの力はないから大丈夫ヨ。」と声をかけてくれます。そして何かの器械を使って計測してから、「赤ちゃん元気だからね!臍の緒が絡まってるっていうからお母さん心配だろうけど、赤ちゃん元気だから大丈夫よ。安心してね。」

私は夫たちがまだこの事態を知らないだろうということが気掛かりでなりません。

「手術が始まることを家族に知らせてください。順番が入れ替わったこと知らないんです。」
近くにいた看護師にそう頼んで「わかりました」と返事してもらったものの、忙しくてそれどころではない様子…。3時間も待たされたのはいったい何だったんだ!?

そのうち先生が2人来て、「まだ点滴やってるの!?早くしなさい!最速で入れちゃいなさい!」と看護師に怒鳴っていました。
(入れちゃいなさいって…大丈夫なのか?)
見たこともない速さで点滴の液が落ちてくるのが見えます。

今までの超スローペースな対応はいったい何だったのかというくらいあっという間に準備が整って、自分の腹部が見えないように布で隠され、すぐに麻酔開始。そして手術。これが初めてでデリケートな人なら気の毒な展開ですねぇ。

私は子供の頃からミョ~に肝っ玉が座っちゃってるところがあるので、長男出産のときもそれほど緊張しなかったけど、今回はまた落ち着いて手術を受けることができました。手術中、医師や看護師たちは手術とは関係のない世間話で盛り上がっていました。それはきっと患者にリラックスさせるためなんでしょうね。私には無用だったけど。


次男誕生

手術開始から20分くらい経った頃でしょうか。無事、次男が誕生!大きな泣き声が聞こえました。助産師が次男の体をキレイにしてから毛布にくるんで私のところへ連れてきてくれました。

長男のときもそうだったけど、元気に生まれてくれた我が子を見、て私は感動じゃなく安堵の気持ちでイッパイ。

あとはお腹を縫合してもらって、数日間の激痛に耐えるだけだー!いま自分のお腹が切られて開いているというのにリラックスしまくり!麻酔が覚めた後の痛みも覚悟済み。二度目は気持ち的に余裕でしたね。縫合に時間がかかるので、ひたすら天井と睨めっこ。とにかくヒマ~!!本でも読みたい感じ。

優しい嘘?

手術を終えて病室のベッドに寝かされ、先生から説明がありました。

「子宮の壁がペラペラだったよ。」
「もし普通分娩してたら

…怖っ。


それから、心配していた臍帯巻絡については「巻きついてなかったよ」と。

健診で私が「帝王切開にしてください」とお願いしたとき、先生は「臍の緒が巻き付いちゃってる」と言っていたものの、その次からの健診では一度もそんな話はなかったのです。しかも、本当に臍帯巻絡だった長男の妊娠中には超音波画像で臍の緒の状態を確認するために見ていた箇所を、今回はチェックしていませんでした。 私の中で、なんとなく…もしかしてあれは嘘?って思っていたのです。先生は私に帝王切開の理由を与えてくれたのかもしれないなぁ…。真相は先生にしかわからないけど、きっとそうだと私は思っています。

いずれにせよ、帝王切開を選んで正解だったということは間違いありません。


帝王切開後のお産
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